東進四谷の御座岡です。

今回英検協会から『2024年度より英検1級から3級までの問題について、大幅な内容の変更』が発表されました。

これまでの英検からどのように変更されたのか、そしてどのような対策が必要になってくるのか、今回は英検2級についてポイントをまとめてみます。

より使える英語力が試される

内容について

2級では意見論述の出題に加えて、「要約」問題が出題されることになりました。

約150単語の文章を読み45〜55wordsで要約することが求められます。

問題文があるなら「大事なところを抜き出して並べればOKじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実際にどのように採点されるかはまだわかりませんが、「要約」の基本はパラフレーズ、「言い換え」です。

つまり本文をそのまま丸写しはアウトです。本文中の内容を自分の答えとして書きたい場合は必ず言葉や言い方を変えて、同じ内容を表現しないといけません。

よって

・文章を読み全体を抽象化しまとめる作業

・本文の内容を類義語や違う表現をつかって言い換える作業

の2つが必要です。

ということは、英文を正確に解釈するための読解力と同じ意味の別の文章に再構成するための語彙力と文法の知識が必要といえます。

試験時間について

試験時間は85分で変更はありません。

Readingセクションの語彙問題・長文問題の設問数が減るようです。

どの程度の削減となるかについてはまだ発表はないので今後注目してみていきたいところです。

まとめ

「要約」は文章の内容理解と表現力を一緒に問うことができるので、英語の力を問う問題としてとてもいい出題だと思います。

とくに幼少期からインターナショナルスクールに通っているという例外を除いては、ほとんどのお子様が考える時に日本語を使っていることを考慮すると、国語の読解力をしっかりつけることも大切です。

弊校の日本人学校にお通いの小学生で準2級や2級に合格しているお子様を見ているとやはり国語の力がしっかりしている方が多いです。

このことからも英語の読解力は国語力がささえていることがわかるかと思います。

「意見論述」の英作文自体もかつて準1級で問われていた内容が2級で出ており、レベルもどんどん高くなっています。

英検のレベルにしっかりついていけるよう語彙や文法の知識を身につけることで日本人の英語力はより良くなっていくと思います。

お子様にとっては大きな負担になるかもしれませんが、小手先のテクニックでどうこうするのではなく、時間をかけてしっかりと4技能を鍛えていきましょう!

弊校では、英検2次面接の直前対策講座も行なっております。合わせてご覧ください。

英検3級・準2級については↓こちらをご覧ください。

以下に参照した資料のURLを添付します。

https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf

バンコクで英検を受験する方法については以下のブログをご覧ください。

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